CubeMXとSW4STM32でSTM32 Nucleoの環境構築をしようとしたものの…
お久しぶりです。でじぃ(@RCdigital_)です。今回は、STM32 Nucleo-F446REを購入したので環境構築をやってみたものの、躓いたので同じようなことをする人に参考になればということでいくつか書いておきます。ちなみに筆者は未だにLチカさえできていません(おい)。ちなみにSTM32 Nucleo-F446REは秋月電子で1980円+送料600円で買いました。
2019/8/4 22:30ごろ追記あり(記事の一番下)
CubeMXとSW4STM32の罠
現在、「STM32 Nucleo 環境構築」でググると、CubeMXとSW4STM32(System Workbench for STM32)の両方、もしくは片方を使って環境構築をするという記事が多いようです。
が。ちょっと待ってください。STMicroのソフトウェア開発スイートを調べてみると…
あれ??ここにはSW4STM32が非推奨になってるって載ってたのに再びActiveになっている……??なんでや……なんでやSTMicro…()
……ま、まぁともかく、SW4STM32が一時的でも非推奨な環境になっていたことは間違いではなさそうです。それはなぜか?理由は簡単、STM32CubeIDEが新たに出たからです。これは簡単にいうと、CubeMXとSW4STM32を一つにまとめたようなものです。エディタはEclipseベースで、Pleiadesでプログラムを指定すれば、完全ではないものの日本語化も可能です。
というわけで、別々にCubeMXとSW4STM32を導入して使うより圧倒的に楽ですし効率的と言えます。というか、もうこれCubeMXとSW4STM32いらなくない?(Lチカさえできないヤツが言うな)。
というわけで、これから開発する人にはSTM32CubeIDEがおすすめです。まずこれから始めて、問題が出たらCubeMX+SW4STM32に変えればいいと思います。導入コストは圧倒的に前者のほうが少なくてすみます。STMicroのホームページから.zipファイルをDLして、解凍、出てきたファイルを実行すればいいだけです。初回起動時にワークスペースの指定が必要になりますが、自分の分かりやすいところに指定すれば大丈夫です。
今回の教訓は、「ネットの比較的新しい情報も、適切とは限らない」ということです。筆者が参考にしたサイトも、2019年4月に書かれた記事でしたが、それはCubeMX+SW4STM32を使う方法を紹介していました。それはそれで全く構わないのですが、「最初にやる」という観点で見ると、やさしいとは言えないと思います。筆者も鵜呑みにしてしまい(というか「STM32CubeIDE」で検索しないとSTM32CubeIDEの情報が出てこなかった)、問題にぶち当たりました(CubeMXでピン関連のコード自動生成→SW4STM32でコード記述→あっこれピン指定ミスったな、変えよ→CubeMXで再度ピン指定→SW4STM32に読み込み直しさせようとする←(ここでやり方が分からず詰む))。この問題は解決したような気がします(気がするだけ)(LチカできないやつがSTM32CubeIDEでこの問題が解決したか分かるんか??)。
今回はこのあたりで。早くLチカできるようになります……
というわけで、でじぃ(@RCdigital_)でした。
2019/8/4 22:30ごろ追記
あ…STM32CubeIDEでLチカできた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! pic.twitter.com/7oQDuDOktY
— でじぃ🏙 (@RCdigital_) August 4, 2019
Lチカ、できました…なんでできなかったのかよく分かりませんが、何回もやってたらいつの間にかできていました…()
ピン設定のやり直しが効かないのは、やはりSTM32CubeIDEを使うことで解消されたと見て問題なさそうです。